さて今年もラマダンの季節となりました。
今年のラマダンは4月13日から5月13日です。
このラマダン中、マレーシア全土でバザールが開催されます。
ではラマダン中のバザールとはどういったものなのか今回の記事で紹介します。
ラマダンとは?
“ラマダン=断食”といったイメージがあるかと思いますが、そもそもラマダン(Ramadhan)とは、イスラム暦(ヒジュラ暦)における9番目の月のことを言います。
このラマダンの原義は「灼熱」で、アラビア語では「رمضان」と書きます。
この月は日の出から日の入りまでの間にムスリムの方々は「断食 (サウム)」を行います。
つまり、“ラマダン=9番目の月”、“断食=サウム”です。
そして断食中は食事はおろか水すら基本的には飲みません。
辛い、辛すぎる……。
ラマダンバザールとは?
さて、このラマダン中には毎年マレーシア全土でナイトマーケットが催されます。
その名も『ラマダンバザール (Bazaar Ramadhan)』。
日の入り後直ぐに食事がとれるように食べ物や飲み物、場所によっては衣類や雑貨まで売られています。
昨年は残念ながら開催されませんでしたが、今年は一部でラマダンバザールが開催されています。
今年はKL市内だと65か所で午後3時から8時まで営業しているそうです。
この記事で紹介するKampong Baru以外にはTTDIやBangsarでも開催されています。
今年のKLとPJでの開催場所リストのリンクを貼っているので、是非お近くのラマダンバザールを探してみてください。
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カンポンバルのラマダンバザール
タクシーに乗った時にふと「KLで一番大きいラマダンバザールはどこか」とドライバーさんに聞いたところ、「Masjid IndiaのSOGOの側かKampong Baruだ」と教えてもらいました。
その内このドライバーさんのお勧めはKampong Baruとのこと。
そこで後日、このKampong Baruのラマダンバザールに行ってきました。
カンポンバルのラマダンバザールの行き方
Kampong BaruのラマダンバザールはLRT Kampong Baru駅から徒歩10分の場所で開催されています。
Grabで行く場合も『Bazaar Ramadhan Kampung Baru』と検索すると出てきます。
周辺は渋滞しているので手前で降ろしてもらって少し歩けばスムーズに到着できると思います。
LRT Kampong BaruはKLCCまで歩ける距離なので、アクセスで困ることはあまりないでしょう。
カンポンバルのラマダンバザールに行ってみた
Kampong Baruのラマダンバザールの入り口は下の写真のようになっています。
入る前に行列ができていましたが、待ち時間はほとんどなくすぐに入れます。
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門をくぐれば日本のお祭りのように出店がずらっと並んでいます。
ラマダンバザールはそもそも持ち帰えりがメインなのと、今年は特に感染症対策で食事のための席は用意されていません。
それにも関わらずこの賑わいです。
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Kampong Baruのラマダンバザールでは食べ物と飲み物だけが売られていました。
私たちは外国人で、イスラム教徒でもないので断食は義務ではありません。
しかしムスリムの皆さんが美味しそうなご飯を目の前に日の入りまで我慢しているのを見ると、私たちも我慢して持ち帰り家で食べることにしました。
さて私たちが買ったものはこちら。
特に目を惹きつけたのが下の魚料理。
看板に『Kembung』、『Terubuk』、『Pari』、『Talapia』、『Siakap』と魚の名前が並んでいます。
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今回は『Pari (エイ)』を購入してみました。一つ10リンギです。
注文すると焼きなおしてくれます。
あまり身はなく、骨が柔らかかったですね。
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こちらはエビのかき揚げ、この大きさで一つ5リンギです。
マレーシア料理だと思うのですが、日本のかき揚げソックリでとっても美味しかったです。
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それから『Sea Coconut (オオミヤシ)』という黒いココナッツのドリンクを購入しました。
このドリンクは人気なのかいくつかの屋台で販売されていました。
これはタイ産だそうです。
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こちらの『Onde-onde』はマレーシアの伝統的なお菓子の一つ。
8粒1パックで2リンギです
バザール中にせっせと作っては販売していました。
このお店以外でも様々なマレーシア料理の調理風景を見ることができるのもまたラマダンバザールの楽しみです。
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その他には串刺しの点心や吊るされた鳥の手羽など日本人にはちょっと変わった出店がいっぱいありました。
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終わりに
今回はKampung Baruのラマダンバザール『Bazaar Ramadhan Kampung Baru』へ行きました。
Kampung BaruはKLCCの隣にある割には田舎の雰囲気が残された町です。
ムスリムでなくても気軽に行けるバザールなので、もしこのラマダン中に暇でしたら是非一度訪れてみてください。
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