ダラットから走ること6時間。僕はホーチミンへ帰る途中のバスの中にいる。
6時間ものバスの旅に慣れていない方がほとんどでしょうが、経費削減のために私のようにひたすらバスに乗り続けるエコノミーな人種もこの世には存在している。
今回はホーチミン-ダラット間のバスの旅のすばらしさを今日はとことん語りたい。
バスと飛行機のコスト
当たり前だが飛行機に比べてバスのほうが遥かに安い。
ホーチミンからダラットまでバスなら42万VNDで往復することが出来る。
日本円で約2000円である。飛行機でなら最低でも240万VND、約1万円はするであろう。
もうひとつ言えば、飛行機の場合、ホーチミン1区からタンソンニャット国際空港までタクシーで往復20万VNDは掛かる点も忘れてはならない。
バスなら1区からĐiện Biên Phủのバスターミナルまで5~6万VNDではないだろうか。
1区から乗り場まで(タクシー) | 運賃 | 往復合計 | |
飛行機 | 20万VND | 220万VND | 240万VND(約1.1万円) |
バス | 6万VND | 42万VND | 48万VND(約2,400円) |
バスと飛行機の時間
ダラットまでバスで移動する場合にかかる時間は大体6時間くらい。
では、飛行機の場合はどうだろう。
国内線だが出発時間の1時間前には着きたい。ホーチミン-ダラット間の飛行時間は1時間。
Đức Trọng近郊のLiên Khương空港に到着後、ダラット中心地までタクシーで1時間。
ってことは、バスと飛行機の時間の差は3時間。
飛行機は遅延が発生したり、ダラット行きのはずがニャチャンに行ったりする(マジである)。
リスクを考えると飛行機の時間的な優位性もあまりないかもしれない。
なお、1時間に一本ほどで運行しているバスの利便性も忘れてはならない。
バスは6時間、飛行機は3時間で、一見飛行機のほうが便利そうだけど、バスは寝ていたら着くのに対して飛行機は一時間ごとにいちいち移動したり、待ったりしないといけない。
飛行機にもリスクはあるし、だったら時間的に多少不利でもバスのほうが便利である。
ついでに言えば、夜行バスなら夜出発して、朝には到着するのでそこから観光できる点で日程を有効に使える。
バスと飛行機のWi-Fi
インターネット中毒の方もバスに乗れば素敵な6時間のネットライフをプレゼント。
1時間ネットが使えない空の旅を考えると、バスのほうがいいはず。
6時間快適にバスの旅をすごすコツをお伝えするならば、コミックシーモア等の漫画を読めるウェブサイトの会員登録を済ませておこう。
漫画好きなら6時間ずっと漫画を読めばすぐダラットです。
もちろん、携帯やPCの充電器やモバイルバッテリーを忘れてはなりません。
景色を見るなんてロマンチックなことを私は言いません。
そもそも真夜中なんで景色なんて見えません。
漫画でもYoutubeでもなんでもいいけど、時間を潰すにはネットが不可欠。
バスと飛行機のリクライニング
庶民ならエコノミークラスのエアーチケットが懐にやさしくお買い得。
っが、残念!エコノミークラスのチケットでは席を倒せても110度程度が限界だ。
しかも、後ろの人に気を使うというおまけつき。
バスなら気にせず150~180度近くまで倒せる。
慣れればすぐ寝れます。
ちなみに、バスの席取りだが、寝台バスは場所によりそれぞれ特徴がある。
寝台バスには上のベッドと下のベッドの2つの選択肢があるが、下を激しくお勧めする。それも一番前。みんなが寝静まる頃には通路が貴方のスペースに早変わり。
2~3倍は余計に置けるようになる。
一番後ろはお勧めしない。
バスによっては下から妙な熱気が上がってくるからだ。
なお、バスは土足厳禁である。
その靴を入れるシューズボックスが座席に付いていることを知らない人が多い。
30㎝*10cm*10cmのスペースを確保できる点をここではお伝えしておきたい。
終わりに
このようにバスの旅も様々なファクターを考えればすばらしい旅になるということです。
飛行機は速い。ビジネス目的なら当然飛行機を押しますが、観光ならバスも大いに“アリ”です。
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