2019年にラオスの田舎に一人ホームステイをした時の話をツイートしたら思いのほか反響があったので、当時を思い出しながら記事にまとめようと思います。
2年前のことなので料金等に変更があるかもしれませんので必ずご自身でご確認ください。
手編みのマフラー重いとか言うけど俺はラオスの山奥に1人ホームステイして綿花から紡いだ🌋 pic.twitter.com/W0BsZdurp1
— ヨ (@Yomenaiko) December 28, 2020
ラオスへの一人旅は「ラオスの布」をテーマにベトナムのホーチミンから飛行機でラオスのヴィエンチャン、そこから夜行バスでルアンパバーン、そして飛行機でベトナムのハノイへ抜けるルートで巡りました。
ヴィエンチャンにラオス少数民族のヴィンテージの布を取り扱うお店があり、そのお店に行きたいがためにヴィエンチャンに行ったと言っても過言ではないのですが、なんとそのお店のオーナーさんが日本の私の地元の美術館で講師をされていた方だったのです。
その縁でとてもよくしていただき、ラオスの布のことも沢山教えてもらいました。
その時に購入したのが80年前のタイルー族の布です。
この布を買ったことで初めてタイルー族を知り、買ったからにはその民族がどんな文化を持っているのか、どんな生活をしているのか気になって気になってその日は調べまくりました。
そして見つけたのが「Ban Lue Handicrafts Center」です。
私が調べ、拙い英語で聞いた限りタイルー族の村です。
ここはルアンパバーンからミニバンで3時間程のノン・キアウという村にあり、機織り体験や藍染め体験を提供している施設です。
すぐにFacebookから連絡を取り、ヴィエンチャンからルアンパバーンに移動したあと、そこから1泊のショートトリップとして行ってきました。
機織り体験、藍染め体験、宿泊、食事3食、送迎のセットで、ストールを二つ持ち帰れて合計480kキープ、当時のレートで約56USDでした。
当日はルアンパバーンのバスターミナルを朝9時に出発します。
人気のない場所でバスから下りなくてはいけないので事前に貰ったラオス語の文章を運転手と念のため近くにいたラオス人女性に見せます。
ミニバン代は料金に含まれていません。その為チケットも自分で買わないといけないのでこの文章はその時にも役に立ちました。
(その方が早いとのことで連絡は途中からFacebookからWhatsAppに変わりました。)
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12時ごろにピックアップポイントに無事に到着しました。
Google Mapの位置情報をWhatsAppで送信し迎えに来てもらいます。
子犬さんに暇つぶしに付き合ってもらいました。
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ピックアップポイントから村までは20分程だったと思います。
施設に着いたら荷物をおろし少し休憩してお昼ご飯をいただきました。
![ラオスでホームステイ #1 機織り体験](https://i0.wp.com/myjalanjournal.com/wp-content/uploads/2021/03/image-124.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
お腹がいっぱいになったら早速機織り体験です。
この体験は綿花から糸を紡ぐところからさせてくれます。
ここからはその手順を紹介したいと思います。
![ラオスでホームステイ #1 機織り体験](https://i0.wp.com/myjalanjournal.com/wp-content/uploads/2021/03/image-242.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
まず乾燥させた綿花をローラーにかけてタネを取り除きます。
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それを弓状の道具で弾いてもふもふにします。これが結構難しいです。
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コロコロして棒状にします。
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糸車で紡ぎます。
前の工程で棒状にした綿の端を引き出して糸車の針のフックにかけ、車輪を回して撚って糸にします。
両手で違う作業をするのでかなり難しいです。
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動画が残っていないのですが、紡いだ糸を糸車からかせくり棒と言う道具に巻き取り、これで糸は完成です。
![ラオスでホームステイ #1 機織り体験](https://i0.wp.com/myjalanjournal.com/wp-content/uploads/2021/04/image-113.jpeg?resize=768%2C1024&ssl=1)
次は機織りに使うボビン作りです。
かせくり棒に巻き取った糸の直径が糸巻き機の直径と同じ大きさになっています。
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そしていよいよ機織りです。
ラオスでは機織りも女性の家事の一つと聞きました。
ストールなら1時間でできるらしいですが、私は4時間以上かかりました。
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このおばあちゃんがとても素敵な方で、基本は口を出さずに私の好きなようにやらせてくれるのですが、本当に困ったとき、迷ったときだけ瞬時に察知して、英語が喋られないにも関わらず適切なアドバイスをくれるのです。
苦労して自分で紡いだ糸はストールにするとたったの5㎝程にしかなりませんでした。
他の部分に比べてかなりいびつですが、それがとても気に入っています。
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因みに、機織り機には最初から経糸がセットされています。
機織り機によって白一色だったり、白と青と交互だったり違ったパターンでセットされているので機織り機を選ぶ事で仕上がりも変わります。
私はカラフルなものを選んだので出来上がったスカーフをよく見ると格子模様になっています。
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17時半にはストールが完成し、夕飯までの間に村の探索にバイクで連れて行ってもらいました。
![ラオスでホームステイ #1 機織り体験](https://i0.wp.com/myjalanjournal.com/wp-content/uploads/2021/03/image-125.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
道と電気は通っていますが、Wi-Fiはひとつも飛んでいないしGoogle Mapにも道が登録されていませんでした。
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19時の夕飯はラオスの主食であるもち米と海苔ならぬ川苔でした。
ラオスはASEAN唯一の内陸国です。
![ラオスでホームステイ #1 機織り体験](https://i0.wp.com/myjalanjournal.com/wp-content/uploads/2021/03/image-126.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
村には本当に何もないのと一日の疲れで夕飯の後はシャワーを浴びですぐに寝てしまいました。
ホームステイ1日目はこれで終わりです。
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