瀬戸際とは——、
1.狭い海峡と外海の境
2.勝負・成否などの分かれ目
瀬戸際(せとぎわ)の意味 – goo国語辞書
……とのこと。
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心配は杞憂に過ぎなかった
実はそんなに真剣に考えることも無く、シェムリアップ行きのバスは一瞬で見つかった。
遅い時間帯でも対応可能な『Virak Buntham Express』。
一縷の望みを抱いてトゥクトゥクでバス乗り場まで移動した。
シェムリアップ行きの座席の有無を確認した所「空いている」との回答を得た。
ちなみに後日談になるが、タイまで国境を越えるときもこのバス会社を使用した。
一安心したので、バス出発までの待ち時間にプノンペンのオフィスへ30分程挨拶に行った。
私が所属している物流のグループ会社がカンボジアにもあるのだ。
カンボジア旅行のアドバイスをいろいろしてもらった。
シェムリアップに向けてプノンペンを発った
寝台バスには上下の2段ベッドが並んでいて、私は下の段だった。
一つのベッドに2人ずつ寝るタイプで、通路を挟んで左右にベッドが1台ずつあった。
悪名高いシェムリアップ行きのバスが出発した。
シェムリアップまでの道のりは例えるなら荒波を進む航海のようだった。
窓も無くただ暗闇を揺らしながら進んでいた。
寝ながらまな板の上の魚のように飛び跳ねていた。
バスはただただ進んだ。
「6時間ほぼ180度のバスで寝ればいいんだ」。
そう思い続けて約8時間、バスは止まった。
着いたのか?
隣の人も「着いたのか?」と時計をみながら私に尋ねてきた。
私はカンボジアのSIMカードの入った携帯があるので位置情報を見てみた。
まだ着いてなかった……。
なんかトンレ・サップ湖の東北の方にいるんですが……。
しかし、バスの乗客は全員我先へとこぞって降りてゆく。
これは何か?Google先生が間違ってんのか?
トイレ休憩なら分かるがみんな荷物も全て担いで降りてゆく。
私も降りなきゃ!と混乱気味から5分後、みんな戻ってきた。
まだ着いてないってよ!
彼らは何の情報からそんな降りていったのか?
それでも不安な私は降りて運転手に直接聞いてみたら、やはりまだ着いてなかった。
結局着いたのは朝の4時30分頃であった。
もはや宿を探している場合ではない。
アンコールワットのサンライズ
少し時を戻してプノンペン。
当時所属していた会社のカンボジア代表と30分間の挨拶を行い、シェムリアップで何をすれば良いかアドバイスを尋ねた。
「サンライズが良い」。
カンボジア代表からのありがたいアドバイスをもらいサンライズを見に行くことに決めた。
シェムリアップのバス旅で限りなく体力は削られていた。
しかし、折角来たので行かなければなるまい。
宿を探すこともなく、トゥクトゥクで向かうこととなる。
いざアンコールワットへ!
実はバスの隣の席の人と結構仲良くなったので、サンライズを一緒に見に行くこととなった。
後述するがiPhone 4を旅の道中に無くしてしまったのでサンライズの写真は無い。
この隣の方(仮にNとしよう)が高そうな一眼レフのカメラを持っていて、その方に写真を貰うことができた。
ちなみにこのN氏はベトナム人で、私の家の近所であった。
多少なりともベトナム語ができて本当に良かった。
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