2日目の朝は7時には目が覚めたと思います。
前日の夜が早かったのと、他にお客さんがおらず私だけだったので義理の実家に来たような、妙な緊張感があったのです。
身支度をして8時には朝食をいただきます。
朝食が終わったら染め物体験です。
これまで藍染めと書いてきましたが、実はターメリックなど様々な色の中から一つを選ぶことができます。
ただラオスは藍染めが有名なので藍染めしか眼中にありませんでした。
ラオスの藍染めは品質が高く、京都の呉服屋さんに卸してるところもあるそうです。
ここでは殆どの日本人が藍染めを選ぶと言っていました。
ということで藍染めの手順です。
まず生地を水で洗いながら木の棒で叩きます。
たぶん繊維が柔らかくなって後の工程で縛りやすくなったり、染まりやすかったりするんだと思います。
黒板にデザインを描いて、その通りになるようにアドバイスをもらいながらビニール紐で縛ります。
ここまでは施設で作業しますが、つぎのステップ、染色は近所のおばあちゃんのところで作業します。
歩いて5分ほどだったと思います。
そもそも藍染めとは、マメ科やタデ科の植物を発酵させて得られるインディゴと呼ばれる色素を使った染色方法なので、甕に近づくと独特な発酵したにおいがします。
この甕は100年か、200年か、忘れてしまったけど、代々使っているんだそう。
ゴム手袋を借りてスカーフをじゃぶじゃぶ浸けます。
液は一見緑色ですが、上澄みをよく混ぜると綺麗な濃い藍色でした。
浸ける時間によって色の濃さが変わるそうです。
自分の好みに染まったらカゴに入れて施設に持ち帰り、水でよく洗って縛った紐をほどき完成です。
ストールが乾くまでの間にお昼ご飯をいただきました。
これでホームステイのプログラムは全て完了です。
最後に施設の周りを少し歩きました。
施設の庭に生えていたタバコと、それを乾燥させているところです。
今後は販売も考えているそうです。
それから施設の写真です。
13時半頃、ストールが乾き、帰りのバスの時間に合わせてバンで送ってもらいました。
施設の方がバスの運転手さんに運賃、降りる場所を交渉してくれたので安心でした。
行きはバンで3時間程だったので帰りは運賃が安いトラックに乗りましたが大変でした。
荷台に20人以上すし詰めでルアンパバーンまで5時間かかりました。
19時頃にはルアンパバーンの宿に戻ったと思います。
トラックは1人1人下りたい場所まで送ってくれたので、時間はかかりましたが知らないところで降ろされるよりは良かったです。
この日は疲れてシャワーを浴びてそのまま寝てしまいました。
ラオスでホームステイをした話はこれでおしまいです。
ルアンパバーンでのことはまた書きたいと思います。
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