屈強のバックパッカー集うベトナム・カンボジア・タイ周遊バス旅 #7 (2014)

屈強のバックパッカー集うベトナム・カンボジア・タイ周遊バス旅 (2014)ベトナム

アンコールワットに行った感想。
無感情だが、寺だなってくらい。

残念ながら今回アンコールワットに関する事前学習をあまりできていなかった。
考古学的な、歴史的な知見が無ければ恐らく物思いにふけることは無いのではないだろうか。
まあ、1日しか、それも5時間以内にアンコールワットを出て行った私が言う資格はないだろう。

でも次来るときはもっと勉強しておこうと思う。

この旅の記事の一覧はこちら。

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さてお待ちかね、次はタイ

今回の旅の目的は2つある。

ひとつはアンコールワットだが、もうひとつはカンボジア~タイの国境越えであった。
友達になったベトナム人のN氏は「なんで国境越えが目的?」って疑問な顔をしていた。

「島国の日本人にとって陸路での国境越えとは、未知の経験であり、うんたらかんたら」。

もっともらしいことを言って説明しておいたが、“ちょっと見てみたかった”というのが本音である。
タイは行ったことが無く、ついでに国境とやらをちょっと行ってみようと……。

ってことで、5月2日の深夜2時にバスにて、シェムリアップからタイ国境アランヤプラテートに向かう。

カンボジア国境、ポイペトへ到着

朝、相変わらずほぼ180度で寝られるすばらしい寝台バスの座席と、徹夜パワーで爆睡。

気づけばタイ国境手前のカンボジアの町『ポイペト』に到着していた。

既に他の乗客は降りていた。

バスの運転手から早く降りろと言われるちょっと前に目が覚め慌ててバスを降りた。
この“慌ててバスを降りた”のがだめだった。

iPhone 4をバスに置きっ放しにしたことに気付かなかったのだ。

さらば!私のアンコールワット写真!朝日!
旅のメインイベントであるカンボジア・アンコールワット旅行の90%以上を失った気分だ。

しかも、乗り換えるタイ国内を移動するバスが見つからない。
というか、乗り換えることすらこの時の私は知らなかった。

降りたとき既に他の乗客は消えており、ノーヒントで僻地と呼ばれるアランヤプラテートで途方に暮れるしかなかった。

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バスとさようならをして、新たなバス会社を探す

あっという間に移動手段を失ったが、時間だけは無情にも過ぎていく。
急いで新たなバスを探さねばならない。何せ時間が無いのだ。

バスを求めて適当に歩いた。
求めるものは案外見つかるもので、バンコク行きのバスはものの30分くらいで見つかった。

むしろ、バスの待ち時間のほうが遥かに長かった。

そもそも着いたときはまだ朝の5時頃で国境が開くのは6時か7時くらい。
バスに乗ってもまだ国境に向かうことはできなかった。

カンボジア出国手続きを終え、タイの国境へ向かう。

歩くこと5分、ちょっとした階段を上がり、入国手続きを行う。

順番待ちが半端なかった。
40分くらい待っただろうか?

ずらずら立ち並ぶ行列の中、カンボジア人の集団がなぜか列から外れて『何か』を待っていた。

嫌な予感したんよ。
iPhone 4をなくして、乗り換えのバスも逃した。

今日の運勢は“バツ”。

私の順番が近づくちょっと前で堂々と割り込みされた。
そう彼らは探していたのだ。隙をね。

10分は失った。

もう今日は諦めた。

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国境、バンコク、パタヤまであっという間

無事タイ入国手続きも終え、アランヤプラテートへ!
バンコク行きのバスにはスムーズに乗れた。

海の町『パタヤ』まで行きたかったので、国境観光をすることなくバスへ。

もう私には残された時間は少ないのだ。
そもそもバス会社も待っちゃくれない。

バスはぎゅうぎゅう詰めだった。
まるで色とりどりの弁当箱。

道中、警察に5回は止められただろうか?
私のパスポートは一度たりともチェックされず、カンボジア人かタイ人かよくわからないひとばっかりチェックされてた。

バスはセブンイレブンなどの寄り道をして、バンコクに着いたのは昼の12時頃だった。

バスの添乗員のおばちゃんに「あんたどこで降りるの?」と聞かれた。

このバスは、バスターミナルではなく乗客が希望する場所で降ろしてくれるのだ。

情報が集まりそうなカオサン通りを希望した。
「そこまでは行かない。近くまでなら行く」と言われてしまった。

「パタヤを目指している」

そう伝えると、親切にもバス会社まで送ってくれた上に、バスを降りて案内までしてくれた。

国境からバンコク、バンコクからパタヤ行きのバスに文字通り飛び乗り、出撃。

あっと言う間に……、

PATTAYAに到着。

2時間くらいかかっただろうか。

途中「本当にこのバスはパタヤまで行っているのだろうか?」と疑問に思ったもんだ。

何せ、こんなに無計画に、しかも初めての国で行動したことは無い。
まさかこんなにすんなりパタヤまで行けちゃうなんて……。

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パタヤは半端ではなかった

パタヤは人生狂わすほど確かに魅力的だ。
例えるならベトナムの『デタム通り』を100倍でかくした感じだった。
マリンスポーツもできるし、ライブバーも山ほどあった。

遊び尽くすには人生を費やすしかなさそうだった。

さすがに疲れたのでバスから降りるとホテルを探した。

今日はちょっと良い所にしようと探し歩いた結果、ちょっと路地裏、ベトナム風にいうとヘムにあるインド風のホテルに泊まった。
ちなみに一泊30ドル。

さて、食べ歩きに出掛ける。

タイ料理を食べるか?否!ケバブを買って歩いた。
60バーツだった。300円くらい。
今思えばそこまで安くはない。

意外に良かったのは道端で売られている10バーツのオレンジジュース。
驚くほどおいしい。
愛媛出身の私が言うのだから間違いない。

タイに着いてびっくりしたことがある。

ドルが意外に使えなかった。

例えば100ドル札のうち50ドルだけ両替しようと思ってもお釣りの50ドルは無いといわれた。
コンビ二でもドルはNo, thank you。
とてもWelcomeな雰囲気ではなかった。

タイ人がバーツを心の底から信じていると感じた。

思えば日本でもドルなんぞ使えない。
2014年当時のベトナムでは規制されてはいたが、まあ使えないこともなかった。
カンボジアじゃむしろドルのほうがありがたれるレベル。

タイは旅行者に媚びる感じは全くというほどなかった。
英語の看板もあまり無かった気がする。

そもそも、英語があまり通じなかった。

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