海外から日本へ入国する際は、国籍を問わず出国前72時間以内に実施した新型コロナウイルスに関する検査で陰性であったことの証明書の提出が必須です。
この記事では初めて受けた検査についてまとめています。
マレーシアから日本へ帰国される方はもちろん、マレーシアに住まれている方も新型コロナウイルスに関する検査を受ける際に是非参考にしてください。
情報は常に変わるので、最新の情報は政府のサイトで確認するようにしましょう。
有効と認められる検体及び検査方法
一口に新型コロナウイルスに関する検査と言っても様々な検体採取方法、検査方法があります。
マレーシアで受ける検査が日本で認められているかきちんと確認しましょう。
これに当てはまらない方法で検査しても日本国へ帰国できません。
例えばAirAsiaの検査は3時間で135リンギとありますが、これはRTK-Antigen検査(迅速抗原検査)の料金です。
この検査方法での日本入国は認められません。
また7月1日以降は、『鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体』も有効な検体に追加されました。
採取検体 Sample
- 鼻咽頭ぬぐい液 Nasopharyngeal swab
- 唾液 Saliva
- 鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合 Nasopharyngeal and oropharyngeal swabs
検査法 Testing Method for COVID-19
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test(RT-PCR)
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test (LAMP)
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test (TMA)
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test (TRC)
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test (Smart Amp)
- 核酸増幅検査 Nucleic acid amplification test (NEAR)
- 次世代シーケンス法 Next generation sequence
- 抗原定量検査 Quantitative antigen test (CLEIA/ECLEIA)
有効な『出国前検査証明』フォーマット
7月1日より鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体も有効な検体に追加されたことをうけ、フォーマットも少し変更されています。
1日より以前にダウンロードしたフォーマットをお持ちの方は念のため、新しいフォーマットを再度ダウンロードしておきましょう。
BP HealthcareでPCR検査を受けた
帰国にあたりネットで調べた病院2か所にメールで問い合わせをしました。
そのうち返信が早かったBP Healthcareで検査を受けることにしました。
BP Healthcareはマレーシア全土に支店があるヘルスケアセンターです。
PCR検査の他に血液検査や健康診断を提供しています。
メールで問い合わせ
ネットで調べたところBP Healthcareが安く、近所にも支店があったため、
- 出国前検査証明書を発行してほしいこと
- 帰国便の日時(6月26日早朝)
- 住んでいる地区名
をメールアドレスsupport@doctor2u.myに問い合わせました。
いくつかやり取りをして、
- Glenmarie支店で6月24日に受けること
- 朝8時から受付開始
- 予約はいらない
- 証明書は翌日に発行してもらえる
との回答を得ました。
PCR検査当日(6月24日)
PCR検査当日は朝8時に着くように出発しました。
特に指示はありませんでしたが歯磨き、飲食、喫煙はせずに行きました。
着くと既に敷地の外まで並んでいましたが、朝一番に行ったのでスムーズでした。
並んでいる間にQRコードにアクセスして個人情報の登録を行います。
その後、警備員に従いテントの下で登録した情報の確認、パスポートの確認、支払いを行います。
支払いは現金、カード、QRペイに対応しています。
24時間以内に結果が出るURGENT料金は270リンギ、24~36時間で結果がでる通常料金は240リンギでした。
支払いを終えるとそのまま別のテントで検査を受けます。
検査を受けたのは8時45分頃で、検査自体は5分もかかりません。
検体採取は鼻咽頭ぬぐいと咽頭ぬぐい両方でした。
検査結果は二人それぞれその日の夜と翌朝にメールで届きました。
出国前検査証明書発行手続き(6月25日)
メールで受け取った検査結果を印刷し、出国前検査証明書を持参して再度BP Healthcareへ向かいました。
今回は外の列には並ばず直接建物に入ります。
入るとすぐに受付カウンターがあります。
持参した証明書にお医者さんからのサインが欲しいことを伝え支払いを行います。
証明書作成費は一枚につき36リンギでした。
受付番号を発行してもらい、椅子に座って待っているとお医者さんのいる部屋に呼ばれます。
そこで検査結果と出国前検査証明書を渡すと慣れた手つきですぐに記入してもらえました。
問い合わせからここまで、語学面での困難はありませんでした。
KLOOKでプロモーション中
旅先体験予約サイト『KLOOK』から予約するとPCR検査を216リンギで受けられるようです。
検査後24~36時間程度でPDFフォーマットの結果をメールで受け取ることができます。
KL
セランゴール州
その他の州
KL近郊で日本語が通じる検査可能な病院
KL日本人会の病院情報を参考に、日本語が通じる検査可能な病院のいくつかをリストアップしてみました。
ローカルの病院に比べて検査料が少し高いですが、日本の出国前検査証明書を発行し慣れてると思うと安心ですね。
また日系の病院は検査結果と出国前検査証明書を同時にPDFで発行してくれ、二度病院に出向く必要がない所もあるようです。
出国前検査証明書は印刷したもので問題ありません。
あおいファミリークリニック
こんにちは!
— AOI FAMILY CLINIC あおいファミリークリニック (@clinic_aoi) May 19, 2021
当院は5月19日より唾液検査もご案内可能になりました!(PCRスワブと唾液検査両方とも日本厚生労働省が承認の検査法となります)
スワブ検査が苦手だったり、お子様がいたり家族に是非ご利用ください! pic.twitter.com/GnoFMkEk7m
PCR:結果24時間以内 RM250
The Japan Club of Kuala Lumpur | マレーシア病院情報
別途診察費用RM50、陰性証明書作成費用RM80
ひばりクリニック
検査病院: モントキアラのひばりクリニック
しぇりる🐧さん(@Cheryl4095)のツイート
検査料RM400(支払いはVISA、MASTER、JCB、UNION PAYが利用可能)
院が初めての場合は登録料RM50がかかる。
検査証明書を希望の場合は証明書作成費が別途RM30かかる。
検査結果は検査後48時間以内に出る(私は約24時間程で検査結果がLINEで来ました)
Subang Jaya Medical Centre
Subang Jaya Medical CentreはAirAsia Healthから予約するとPCR検査が215リンギで受けられるプロモーション中です。
私が知っている限りここが最安値です。
証明書作成費用が別途かかる可能性があるので、まずは問い合わせてみてください。
Sunway Medical Center
終わりに
今回はマレーシアの新型コロナウイルスに関する検査について、私たちの体験談や検査を受ける上で調べた内容などをまとめました。
帰国する方だけでなくマレーシアにいても自費で検査を受けたい方にとってこの記事が役に立てば幸いです。
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